野宮神社

野宮神社

IMG_0871
IMG_0882
previous arrow
next arrow

JR嵯峨嵐山駅から竹林の中を歩いて行くとある、縁結びや子宝安産の神様のいる小さな神社です。「ののみやじんじゃ」と読みます。
「源氏物語」で光源氏が訪れた場所としても有名で、「黒木鳥居」という樹皮のついたままの鳥居は当時の遺風が残っています。

芽野は橋の欄干にもたれめ紅葉を眺めたあと、土産物屋、美空ひばり館やらオルゴール館、京福電鉄嵐山駅を通り過ぎ、いつしか両側に竹林が涼しく広がる薄暗い小道に迷いこんだ。その奥には野宮神社がある。野宮神社には縁結びの御利益もあるとかで、麗しき乙女を伴う男たちにとってはまことに使い勝手の良い神社であろう!と芽野は思った。
竹林を抜ける小道を辿りながら、芽野はかつてここで終わった恋を思い出していた。

ー「走れメロス」『走れメロス』p.128

双方無言のまま野宮神社へ参って頭を下げ、憤怒のあまり境内の紅葉を引きちぎって口へ詰めこみ、やがてどちらからともなく思い詰めた表情で駆けだした。桂川の土手へ出て、やむにやまれず咆哮した。芹名は眼鏡を外して胸ポケットにしまい、芽野は腕まくりをした。そして、彼らは腑抜けた相手へ活を入れるべく、通りすがりの観光客に羽交い締めにされるまで、手加減しながら殴り合ったのである。それ以来、彼らは色恋沙汰とは無縁で暮らした。

ー「走れメロス」『走れメロス』p.130

聖地情報

○住所
〒616-8393
京都市右京区嵯峨野宮町1

○最寄
嵐電「嵐山」より徒歩5分
JR「嵯峨嵐山」より徒歩8分
市バス「野々宮」より徒歩3分

○公式サイト
http://www.nonomiya.com

タイトルとURLをコピーしました